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[詳細] ページのプロパティは、プロバイダーのタイプによって異なります。相違点について、以下で説明します。

ハイパーバイザーベースのプロバイダー:

  • クラスター共有ボリューム(CSV)ネットワーク共有: Hyper-V Failover Cluster を使用している場合は、この 2 つのオプションが表示されます。ゲスト VM が作成されるストレージのタイプを選択できます。任意のオプションを選択して、編集するフィールドの隣にある [...] ボタンをクリックします。選択したオプションに応じて、クラスター共有ボリュームまたはネットワークフォルダーを指定します。共有フォルダーは SMB 3.0 と互換性を持っている必要があります。また、プロバイダーとして Microsoft Hyper-V ホストを登録するために使用した資格情報と同じものを使用して、ゲスト VM の SMB ファイル共有にアクセスします。

    以下に重要な注意点がありますのでこちらもお読みください。

    注: この機能を使用するには、Windows PowerShell を使用して、SMB の制約付き委任(リソースベース)を設定する必要があります。重要: Windows Server 2012 フォレスト機能レベルが必要です。

    Windows 2012 R2 以降を実行中のサーバーで、PowerShell を使用して Active Directory PowerShell モジュールをインストールします。Hyper-V ホストや SMB ファイルサーバーでは、このモジュールは必要ありません。

    次のコマンドレットを実行します。

    Install-WindowsFeature RSAT-AD-PowerShell

    Hyper-V クラスターのすべてのノードのファイルサーバー(クラスター)で、SMB の委任を行います。たとえば、4 ノードの Hyper-V クラスターを実行中で、仮想マシンのストレージにスケールアウトしたファイルサーバーのクラスター FS-CL01 を使用する場合は、以下を実行します。

    Enable-SmbDelegation –SmbServer FS-CL01 –SmbClient Hyperv-01

    Enable-SmbDelegation –SmbServer FS-CL01 –SmbClient Hyperv-02

    Enable-SmbDelegation –SmbServer FS-CL01 –SmbClient Hyperv-03

    Enable-SmbDelegation –SmbServer FS-CL01 –SmbClient Hyperv-04

    必須: 次のように、適用した設定(実際の委任)を確認します。

    Get-SmbDelegation –SmbServer FS-CL01

  • フォルダー: このオプションは、Hyper-V、VMware VCenter、または AHV(AOS)を使用している場合に利用できます。ゲスト VM を作成するフォルダーを指定します。
  • LAN アクセスに、別のネットワークインターフェイスを使用します: このオプションは、Hyper-V または VMware プロバイダーのいずれかを使用している場合に利用できます。Connection Broker と Provider Agent が使用するネットワークインターフェイスを指定します。これは、テンプレートに複数のネットワークインターフェイスがあり、Parallels RAS との通信に特定のインターフェイスを使用したい場合に便利です。このオプションを選択した場合、以下の要素も指定する必要があります。
    • アドレス: ネットワークインターフェイスの IP アドレスです。
    • サブネットマスク: IP アドレスのサブネットマスクです。
  • リソースプール: VMware リソースプールを指定します。
  • 物理的ホスト: VMware vCenter を使用している場合に利用できます。ゲスト VM を作成する物理ホストを指定します。
  • ハードウェアアクセラレーショングラフィックのライセンスサポートを有効化: このオプションは、VMware vCenter または VMware ESXi を使用している場合に利用できます。このオプションを使用すると、vGPU が有効なゲスト VM で、シャットダウン時に vGPU ライセンスの登録をライセンスサーバーから解除できます

Microsoft Azure プロバイダー:

  • リソースグループ: VM の複製先になる Azure リソースグループを選択します。Azure AD アプリにアクセスを許可したグループでなければならないことに注意してください。詳細については、「Microsoft Azure AD アプリケーションの作成」を参照してください。
  • サイズ: 複製された VM に使用する VM のサイズを選択します。
  • OS ディスクの種類: 複製された VM に使用するディスクの種類を選択します。