ゲスト VM の命名
このセクションでは、テンプレート作成ウィザードの [プロパティ] ページで指定したゲスト VM の命名パターンについて説明します。
新しいゲスト VM が作成されるたびに、その名前が [ゲスト VM の命名] フィールドで指定したパターンに基づいて自動的に生成されます。完全な名前形式は以下の通りです。
<プレフィックス>%ID:N:S%<末尾>
ここで、
- <プレフィックス> は英数字です。必ず英字(数字ではない)で始めます。
- %ID:N:S% は一意のゲスト VM ID の自動生成に使用される番号パターンです。以下の「番号パターン」セクションをご覧ください。
- <末尾> は自由な形式の英数字文字列です。
番号パターン
VM の名前の中の番号パターンは以下の形式になります。
%ID:N:S%
上のパターンの構成要素は以下のとおりです。
- ID - このまま含めることが必要です。
- N - 使用する番号の桁数です。先行するゼロを含みます。先行ゼロを含めたくない場合、“0”を使用します。
- S - 開始番号。この要素はオプションです。含めなかった場合、番号は 1 から始まります。
例:
%ID:3% - このパターンは、“001”、“002”、“003”~“998”、“999”のように先頭を 0 で埋めた 3 桁の番号を生成します。%ID:3:200% - このパターンは、“200”、“201”、“202”~“998”、“999”のように 3 桁の数字を 200 から生成します。%ID:0% - このパターンは、先頭を 0 で埋めずに番号を生成します。1 から始まり、(理論的には)長さの上限に達するまで増大します。長さの上限は名前全体で 15 文字です。- VDI-R1-%ID:3:100% - これは英数字プレフィックスに番号パターンを加えた完全名です。次のような名前が生成されます。“VDI-R1-100”、“VDI-R1-101”など。
番号パターンの作成時は、以下の規則に従います。規則が守られなかった場合、エラーメッセージが表示され、修正が必要になります。
- 名前は英字で始めます。数字を最初の文字にすることはできません。
- 英数字部分には、英字、数字、ハイフンを含めることができます。その他の文字は使用できません。
- 名前全体の長さは 15 文字までに制限されています。
- 名前に含めることができる番号パターン(
%ID:N:S% )は 1 つだけです。名前の末尾か中間に位置していることが必要です。
指定したパターンは、[ゲスト VM 数の上限] フィールドの値に対しても検証されます。パターンがゲスト VM 数の上限を網羅していない場合は、エラーが返されるため、パターンを修正する必要があります。
名前の中の VM 番号の再利用
ゲスト VM を削除すると、その VM に割り当てられた数値が未使用になります。次に作成されるゲスト VM にはこの番号が付与されるので、通し番号の抜け落ちを回避できます。
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