Web Client とテーマRAS マルチテナントアーキテクチャの重要な機能の 1 つは、テーマの使用に関する機能です。共有のユーザーポータル(RAS Secure Gateway の一部)をすべてのブラウザーベースの接続で使用しながら、テナント側で定義されているテナント固有の Web Client テーマを使用できるようになっています。従ってサービスプロバイダーは、テナントごとに固有のカスタムテーマを作成してホワイトレーベルを実装できます。 Web Client テーマは、テナントファームで作成します。ユーザーインターフェイスや機能は、従来の Parallels RAS ファームの場合と同じです。テナントがテナントブローカーに接続すると、そのテナントの RAS Connection Broker からテーマが取り込まれ、それぞれの共有の RAS Secure Gateway の構成にそのテーマが追加されます。 Web Client 経由でテナントファームに接続する場合は、ゲートウェイのアドレスではなくテナントのパブリックドメインアドレスを入力する必要があります。そうすると、共有ゲートウェイによって正しいテーマが使用されます。
Web Client の構成 Web Client は通常、RAS Secure Gateway のレベル(ゲートウェイの [プロパティ] ダイアログの [ユーザーポータル] タブ)で構成します。テーマを構成するときに、テナントファーム内で特定のテーマのゲートウェイ設定を指定して、ゲートウェイ設定を上書きすることも可能です。そのためには、テナントの RAS Console でテーマを選択し、プロパティを開いて、[ゲートウェイ] カテゴリを選択します。そのカテゴリで独自の設定を指定できます。詳細については、「Web Client テーマ設定」>「Secure Gateway」を参照してください。 テナントブローカーでのテナントテーマの表示 テナントブローカー管理者は、テナントブローカーコンソールからテナントテーマを表示できます。
この機能を使用すれば、テナントブローカーの側ですべてのテナントテーマを正しく同期できます。そうすれば、ユーザーがテナントブローカー経由でテナントに接続するときに、正しいテーマが使用されます。 |
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