テナントブローカーの展開最初に、テナントブローカーを専用サーバーにインストールする必要があります。テナントブローカーをインストールするコンピューターに Parallels RAS がすでにインストールされている場合は、まずそれをアンインストールすることが必要です。2 つのインストールバージョンを同じマシンに共存させることはできません。 テナントブローカーをインストールするには、以下の手順を実行します。
インストールが完了したら、Parallels RAS Console を起動します。 コンソールが起動すると、標準の RAS Console とは別のカテゴリや管理対象オブジェクトが表示されます。テナントブローカーコンソールの目的は、共有リソースとテナントを管理することです。RD セッションホストや VDI などの標準 RAS リソースを管理するためのものではありません。そうしたリソースは、テナントファームごとに展開して管理します。 テナントブローカーコンソール テナントブローカーコンソールでは、以下のカテゴリとオブジェクトを管理できます。
標準の RAS Console の場合と同じく、いずれかのオブジェクトを変更したら、その変更を構成データベースに保存するために [適用] ボタンをクリックしてください。 RAS Secure Gateway のインストール デフォルトでは、テナントブローカーに RAS Secure Gateway はインストールされません。ゲートウェイを追加するには、テナントブローカーコンソールにログインし、[ファーム] > [Secure Gateway] に移動し、[タスク] > [追加] をクリックします。どの RAS ファームでも使用されていない RAS Secure Gateway 1 つ以上あれば、そのゲートウェイをテナントブローカーに追加することも可能です。ただし、既存の RAS Secure Gateway のインストール環境は、RAS バージョン 17.1 以降でなければなりません。それより古い RAS バージョンのゲートウェイは、共有ゲートウェイとして使用できません。 新しいゲートウェイをインストールするには、対象のサーバーで Parallels RAS インストーラーを実行し、[カスタム] を選択し、[RAS Secure Gateway] コンポーネントを選択します。インストールが完了したら、テナントブローカーコンソールに戻って、そのゲートウェイをテナントブローカーに追加します。 |
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