接続
接続プロパティを構成するには、
[接続]
ノードを選択し、それぞれの子ノードを調べ、対応するプロパティを構成します。
プライマリ接続
プライマリ接続は常にプライマリ RAS Secure Gateway がデフォルト設定になりますが、以下の接続プロパティを変更できます。
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この接続のフレンドリ名を指定します。
-
自動ログイン
: RAS ユーザーポータルで自動ログインを有効または無効にします。このオプションを無効にすると、ユーザーポータルで自動ログインが無効になり、ユーザーはそれを変更できなくなります。詳細については、
「自動ログイン」
を参照してください。
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[認証タイプ]
ドロップダウンリストで、使用する認証方法を選択します。
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必要に応じて、
[パスワードの保存]
を選択またはクリアします(資格情報が認証に使用される場合)。これは、クライアントにこの接続のパスワードの保存を強制するという意味です。
-
ドメイン名を指定します(資格情報が認証に使用される場合)。
セカンダリ接続
複数の RAS Secure Gateway がある場合、セカンダリ接続を定義できます。プライマリゲートウェイの接続に失敗した場合のバックアップ接続として、セカンダリ接続を使用します。
セカンダリ接続を追加するには、次の操作を実行します。
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[セカンダリ接続]
項目を選択します。
-
[セカンダリ接続]
ペインで
[タスク]
>
[追加]
をクリックし、サーバー名または IP アドレスを指定します。
-
[接続モード] を選択し、必要に応じてデフォルトのポート番号を変更します。
複数のセカンダリ接続がある場合は、リスト内で上下に移動できます。プライマリ接続を確立できない場合、Parallels Client はリスト内の順番でセカンダリ接続を使用します。
再接続
このペインでは、接続が切れた場合の対応を指定します。
-
接続が切れた場合、再接続する
: このオプションを選択すると、接続が切れた場合に Parallels Client が再接続を試みます。
[接続リトライ回数]
プロパティで、リトライの回数を指定します。
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接続が確立されない場合にバナーを表示するまでの時間
: Parallels Client で接続バナーが表示されるまでの時間を秒数で指定します。接続バナーが表示されると、ユーザーは接続が切れたことを知って、自分で対応策を講じるようになります。
コンピューター名
リモートデスクトップセッション中にコンピューターが使用する名前を指定します。このオプションが設定されている場合は、デフォルトのコンピューター名が上書きされます。
[コンピューター名を上書きします]
設定は、サーバー側の管理者が設定したフィルターで使用されます。
詳細設定
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接続タイムアウト
:Parallels Client の接続タイムアウトの値。
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接続が確立されない場合にバナーを表示するまでの時間。
接続バナーが表示されるまでの時間を秒数で指定します。接続バナーが表示されると、ユーザーは接続できないことを知って、自分で対応策を講じるようになります。
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アプリケーションに接続できない場合にデスクトップを表示するまでの時間
: 公開されたアプリケーションが、このフィールドに指定された時間内に起動しない場合は、ホストサーバーのデスクトップが表示されます。これは、アプリケーションの起動中にサーバー側でエラーが発生した場合に役立ちます。サーバーのデスクトップが表示されるので、ユーザーはエラーメッセージを確認できます。
ウェブ認証
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[既定の OS ブラウザーを使用]
オプションを有効または無効にします。このオプションを有効化すると、SAML SSO のログインダイアログがクライアント側の既定のブラウザーで開きます。このオプションを解除すると、Parallels Client に組み込まれているブラウザーが使用されます。
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ビルトインのブラウザーを使用している場合は、
[ブラウザーのウィンドウを開いてログアウトを完了]
オプションが使用されます。この場合、SAML のログアウトを制御することはできません。それでこのオプションを選択すると、SAML からのログアウトを実行するための URL が開きます。デフォルトでは、この Web ページは表示されませんが、ブラウザーでの操作が必要な場合は、このオプションを有効にすることができます。
詳細については、
「SAML SSO 認証」
を参照してください。
セッション事前起動
ユーザーがリモートアプリケーションを開くときには、まずセッションを起動することが必要です。セッションの起動には時間がかかるので、ユーザーはアプリケーションが起動するまで待つことになります。ユーザーエクスペリエンスを改善するため、ユーザーが実際にアプリケーションを開く前に、あらかじめセッションを起動できるようになっています。
セッションの事前起動を有効(または無効)にするには、
[モード]
ドロップダウンリストで以下のいずれかを選択します。
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オフ
: セッション事前起動は使用されません。
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基本
: ユーザーがアプリケーションのリストを取得した時点で、セッション事前起動が行われます。数分以内にユーザーがアプリケーションを開くという仮定が、前提になっています。セッションは、10 分間アクティブな状態になります。その時間内にユーザーがアプリケーションを開かないと、クライアントがセッションから切断されます。
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マシンラーニング
: ユーザーがアプリケーションのリストを取得すると、その行動に基づいてセッション事前起動が行われます。このオプションを有効にすると、ユーザーが特定の曜日にアプリケーションを起動する行動を Parallels Client が記録して分析します。ユーザーが通常アプリケーションを開く数分前に、セッションを開始します。
セッション事前起動はバックグラウンドで実行されるので、ユーザーが画面上でウィンドウやメッセージボックスを見ることはありません。ユーザーがアプリケーションを起動すると、事前に起動されたセッションが使用されるため、非常に早く起動できます。
セッション事前起動を使用してはならない場合のルールを設定できます。次のオプションを利用できます。
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[セッションの事前起動を行わない]
リストを使用して、事前起動を使用しない日付を指定できます。プラス記号のアイコンをクリックして、日付を選択してください。このリストに複数の項目を組み込めます。
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公開済みのリソースをセッション自動起動スキームから完全に除外することもできます。このようにすれば、リソースは分析対象から除外され、Parallels Client がセッションの事前起動を行うかどうかを判定するときにその対象から除外されます。たとえば、セッション事前起動の対象から除外したいサーバーがある場合、そのサーバーによってホストされているすべての公開済みリソースについて、セッション事前起動の対象から外すたのめフラグを立てることができます。公開済みリソースをセッション事前起動から除外するには、RAS Console で
[公開済みリソース]
に移動して、
[セッションの事前起動から除外]
オプションを選択します。
ローカルプロキシアドレス
ここでは、ローカルの RDP プロキシをどの IP アドレスにバインドするかを設定します。
[VPN のシナリオでゲートウェイモードを使用する場合は IP アドレス 127.0.0.1 を使用する]
オプションを選択します。この設定を有効にする必要があります。この設定を無効にすると、VPN を使用しているときにユーザーがアプリケーションやデスクトップを開くことができなくなる可能性があります。この設定は、Windows 用 Parallels Client のみに適用されます。
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