SSL/TLS 暗号化Parallels RAS ユーザーと RAS Secure Gateway 間のトラフィックは暗号化できます。[SSL/TLS] タブでは、データ暗号化オプションを構成できます。 サイトのデフォルト値を使用 サイトのデフォルト設定を使用するには、[デフォルト設定を継承] オプションをクリックします。固有の設定を指定するには、オプションをクリアします。詳細については、「サイトのデフォルト値(ゲートウェイ)」を参照してください。 HSTS を適用 HSTS セクションの [構成] ボタンによって、HTTP Strict Transport Security(HSTS)を適用できます。これは、安全な HTTPS 接続のみを使用してウェブブラウザーにウェブサーバーと通信させるメカニズムです。HSTS が RAS Secure Gateway に適用されると、すべてのウェブリクエストが HTTPS を使用するように強制されます。これは特に RAS ユーザーポータルに影響し、セキュリティ上の理由から通常は HTTPS リクエストのみを受け付けます。 [構成] ボタンをクリックすると、[HSTS 設定] ダイアログが開きます。このダイアログでは、次の内容を指定できます。
注: HSTS のプリロードを使用するには、Chrome の HSTS プリロードリストに含めるドメイン名を送信する必要があります。ドメインはリストを使用するウェブブラウザーにハードコードされます。重要: プリロードリストへ含めるアクションは簡単には取り消せません。サイト全体およびそのすべてのサブドメインで長期的に(通常 1~2 年)HTTPS をサポートできることが確実な場合にのみ、リクエストを含めてください。 次の要件にも注意してください。
SSL の構成 デフォルトでは、ゲートウェイのインストール時に、自己署名証明書が RAS Secure Gateway に割り当てられます。RAS Secure Gateway ごとに専用の証明書の割り当てが必要です。また、セキュリティ警告を回避するため、クライアント側の信頼できるルート認証局に追加する必要があります。 SSL 証明書は、RAS Console の [ファーム] > [サイト] > [証明書] サブカテゴリーを使用して作成できます。作成された証明書は、RAS Secure Gateway に割り当てることができます。証明書の作成と管理については、「SSL 証明書の管理」の章を参照してください。 Secure Gateway に SSL を構成する方法:
Parallels Client の接続の暗号化 デフォルトで、暗号化される接続のタイプは、Secure Gateway とバックエンドサーバーの間の接続だけです。Parallels Client と Secure Gateway の間の接続を暗号化するには、クライアント側でも接続プロパティを構成する必要があります。これを行うには、Parallels Client で、接続プロパティを開き、接続モードを [ゲートウェイ SSL] に設定します。 Parallels Client の構成を簡素化するために、広く利用されているサードパーティの信頼できる認証局によって発行された証明書を使用することをお勧めします。なお、RAS ユーザーポータルに接続する際は、一部のウェブブラウザー(Chrome、Edge など)で Windows 証明書ストアが使用されます。 Parallels Client の構成 証明書が自己署名されている場合、またはエンタープライズ CA によって発行された証明書の場合、Parallels Client は以下のように構成する必要があります。
クライアント側で信頼できる認証局のリストを含む証明書を追加し、Parallels Client が組織の認証局から発行された証明書と SSL で接続できるようにするには、次の操作を実行します。
RDP-UDP 接続の保護 通常、Parallels Client は RAS Secure Gateway と TCP 接続経由で通信します。最近の Windows クライアントでも、UDP 接続を使用して WAN のパフォーマンスを向上することができます。UDP 接続を SSL で保護するには、DTLS を使用する必要があります。 RAS Secure Gateway で DTLS を使用するには、次の操作を実行します。
Parallels Client は、[ゲートウェイ SSL モード] を使用するよう構成する必要があります。このオプションは、クライアント側の [接続設定] > [接続モード] ドロップダウンリストで設定できます。 上記オプションが適切に設定されると、TCP および UDP 接続が SSL 上でトンネリングされます。 |
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