リソースベースのロードバランスおよびラウンドロビンのロードバランスParallels RAS のロードバランサーは、Parallels Clients からの RD セッションホスト接続を適切に負荷分散することを目的として設計されています。 次の種類のロードバランスを利用できます。
次のサブセクションでも、この 2 つの方法について説明します。ロードバランスのオプションは、RAS Console の [ロードバランス] カテゴリーで設定できます。 ロードバランス方法の選択 サイト内に利用できるサーバーが複数ある場合、ロードバランスはデフォルトで有効になっています。デフォルトのロードバランス方法はリソースベースのロードバランスです。ロードバランス方法は、[方法] ドロップダウンリストから選択できます。 リソースカウンターの構成 リソースベースのロードバランスでは、次のカウンターを使用して、特定のサーバーが他のサーバーよりも負荷が高いかどうかを判断します。
すべてのカウンターが有効になっている場合、ロードバランサーは各カウンターの比率を合計し、最も適切な合算比率のサーバーにセッションをリダイレクトします。 等式からカウンターを削除するには、[カウンター] セクションでカウンター名の横にあるチェックボックスをクリアします。 セッションのオプション 接続解除されたセッションを再接続する: このオプションを有効にすると、受信ユーザーセッションは、すでに切断されたセッションのうち同じユーザーが所有していたセッションにリダイレクトされます。 クライアント IP のみでのセッションの再接続: 切断されたセッションに再接続するときに、Parallels RAS は、再接続を要求するユーザー名と、切断されたセッションのユーザー名を照合し、セッションを一致させます。このオプションを有効にした場合、Parallels RAS は、ソース IP を照合し、切断されたどのセッションにセッションを再接続するかを決定します。 各ユーザーをデスクトップごとに 1 セッションと限定する: このオプションを有効にすると、同一ユーザーが複数のセッションを開くことができなくなります。このオプションが機能するには、1 ユーザーにつき 1 セッションに制限するように、RD セッションホストを構成する必要があります。Windows Server 2012(R2)では、[ローカルグループポリシー] \ [リモートデスクトップサービス] \ [リモートデスクトップセッションホスト] \ [接続] の [リモートデスクトップサービスユーザーに対してリモートデスクトップサービスセッションを 1 つに制限する] オプションがこれに該当します。 Microsoft RD Connection Broker を無効にします:: このオプションが有効な場合、Microsoft RD Connection Broker は、RAS Connection Broker がインストールされている場合に実行される RAS のやり取りに干渉しません。このオプションは、Windows Server 2012 以上でのみ機能することに注意してください。 Agent のタイムアウトと更新時間 サーバー上で実行している RAS Agent のデフォルトのタイムアウトと更新時間を変更することもできます。Agent 応答の待ち時間が長すぎる場合や、逆にタイムアウトが早すぎる場合は、独自の値を指定することができます。 デフォルトのタイムアウトを変更するには、以下の操作を実行します。
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