Windows デバイスの管理デバイスマネージャー機能を使用すると、管理者は、Windows 7 から Windows 11 までを実行する Windows デバイスをシンクライアントのような OS に変換できます。Windows デバイスを管理対象にするには、Windows 用 Parallels Client の最新バージョンが Windows デバイスで実行されている必要があります。 以下の手順では、Parallels Client を Windows コンピューターで設定する方法および Parallels RAS で登録し、管理する方法について説明します。 Parallels Client を Windows コンピューターにインストールする Windows 用 Parallels Client をインストールおよび構成するには、以下の手順を実行します。Parallels Client のインストールおよび構成方法に関する詳細については、「Windows 用 Parallels Client ユーザーガイド」も参照してください。
完了すると、Windows デバイスが [デバイスマネージャー] > [デバイス] の Parallels RAS Console に表示されます。 Windows デバイスの登録 Parallels RAS を構成して Windows デバイスを自動的に登録することも、手動での実行を選択することもできます。 Parallels RAS で Windows デバイスを手動で登録するには、次の手順を実行します。
デバイスが再接続されるまでデバイスの状態が [ペアを保留中] に変わります。[デバイスマネージャーポート] オプションが、ゲートウェイで有効になっていることを確認します。これを確認するには、次の手順を実行します。
デバイスが再接続されると、登録プロセスが完了し、デバイスの状態が [ログオン済み] にアップデートされます。これは、デバイスが Parallels RAS の管理対象になったことを示します。Windows PC で Parallels Client を実行しているユーザーは、メインの Parallels Client メニューで [ヘルプ] > [バージョン情報] をクリックして、PC が管理されていることを確認することもできます。この情報には、Parallels Client が Parallels RAS と通信するために使用する RAS Secure Gateway の情報が含まれています。 また、Windows デバイスを自動管理するように Parallels RAS を設定することもできます。このためには、次の操作を実行します。
これで、管理者はデバイスの状態を確認し、電源オン、電源オフ、再起動、ログオフなどの電源操作を実行できるようになります。 注: 一部の古いバージョンの Parallels Client を実行しているデバイスを管理することはできません。そのようなデバイスには”サポートされていません”と表示されます。 Windows デバイスをロックする アクティブなセッションがある Windows デバイスをロックするには、リストで選択し、下部にあるツールバーの [ロック] 項目をクリックします。[ロック] アイコンは、選択したデバイスが [ログオン済み] 状態の場合のみ有効にされることに注意してください。 また、スケジューラーを使用してデバイス(またはデバイスグループ)をロックすることもできます。これについては、「Windows デバイスおよびグループの電源サイクルのスケジューリング」セクションで説明されています。 Windows デバイスをシャドーする Windows デバイスをシャドーすることで、デバイスで Windows デスクトップに対するフルアクセスを取得し、ローカルアプリケーションとリモートアプリケーションを制御できます。 Windows デバイスをシャドーするには、次の操作を実行します。
Windows ユーザーは、管理者によるデバイスの制御を許可するように要求され、アクセスの拒否を選択することもできます。管理者は、[承認要請] プロンプトを無効にすることができます。このためには、次の操作を実行します。
デスクトップの置換 [デスクトップを置換] 機能を有効にすると、ユーザーはシステム設定の変更や新しいアプリケーションのインストールを制限されます。この機能が有効になっていると、Windows デスクトップが Parallels Client に置換され、シンクライアントのような OS に変換されます。実際のオペレーティングシステムの置換は不要です。この場合、ユーザーはアプリケーションを Parallels Client 以外から展開できないので、管理者が接続先のデバイスを高いレベルで制御できるようになります。 さらに、キオスクモードの場合は、ユーザーがデバイスの電源再投入の操作を実行できません(管理者モードでは電源操作を実行できます。下記の詳細を参照してください)。 [デスクトップを置換]機能を有効にするには、次の操作を実行します。
注:この機能を使用するには、Windows デバイスでユーザーモードから管理者モードに切り替えるための管理パスワードを設定する必要があります。 管理者モードへの切り替え ユーザーモードの場合、ユーザーは、管理者が提供するアプリケーションしか使用できません。システム設定を変更するには、デバイスを管理モードに切り替える必要があります。 管理者モードに切り替えるには、システムトレイアイコンを右クリックし、[管理者モードに切り替え] を選択します。パスワードの入力を求めるメッセージが表示されたら、パスワードを入力します。 管理者モードとユーザーモードで利用できる機能を以下の表にまとめます。
Parallels Client の代替デスクトップを使用する場合のローカルアプリケーションの構成 管理者は、リモートアプリケーションまたはリモートデスクトップを展開し、ネイティブの OS を使用してリモート接続に必要なソフトウェアを展開する目的の場合に限り、[デスクトップを置換] オプションを有効にしてください。ただし、場合によってローカルアプリケーションが必要になることもあります。管理者は Parallels Client の代替デスクトップ内にローカルアプリケーションを表示するように構成することもできますが、その前に管理者モードに切り替える必要があります。 ローカルアプリケーションを公開するには、次の手順を実行します。
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